だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明

◆読んだ本◆
・書 名:独白するユニバーサル横メルカトル
・著 者:平山夢明
・出版社:光文社
・定 価:1,600円
・発行日:2006/8/25

◆評価◆
・恐怖/ホラー/グロテスク小説度:★★
・破綻的会話と構成の美度:
・狂気と死を演出する儀式度:

◆感想◆
とてつもなくグロテスクで退廃的で死と狂気の溢れかえった短編集。

言わずと知れた「2006年このミス年第1位」の本だけど、どうにも生理的に合わない。
スカトロ、カニバリズム、拷問などなど、およそ人が忌み嫌うようなシーンをテーマにして描写しているけど、もう少しテーマや描写を昇華させて欲しいと。

怪我や手術などの痛そうでリアルなシーンが最近苦手なんである。
むかしは映画の残酷なシーンなんかもへっちゃらだったのに、たまにTVでやってる「衝撃の事故映像」みたいなのは、もう直視できない。すぐチャンネルを替えてしまう。

そんな感じで読み飛ばしてしまったが、それでも印象に残ったのは「Ωの正餐」という食人がテーマの短編。
もっと耽美的に描かれていれば、と思うものの、それでは小説としては違う方向にいってしまうんだろうな。

独白するユニバーサル横メルカトル/平山夢明の表紙
 

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