だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ツーカイ! 金剛地くん/戸梶圭太

◆読んだ本◆
・書 名:ツーカイ! 金剛地くん
・著 者:戸梶圭太
・出版社:徳間書店
・定 価:1,700円
・発行日:2007/2/28

◆評価◆
・「ツーカイ」とうより「フユカイ」度:
・破天荒でハチャメチャ度:★★
・反良識/反小説/反世間度:★★★

◆感想◆
風船のような腹、黒いスプレーでカバーしている禿げた後頭部、みんなに嫌われていながら自信たっぷりの金剛地。自らを「評豪」と称する2時間サスペンス評担当新聞記者が起こす、ハチャメチャ騒動のゆくえは!?

相変わらずトンデる登場人物満載の破天荒小説。
主人公の金剛地は、自己中で虚栄心が強く傲慢というとんでもなく嫌な性格の加齢臭オヤジ。こいつの無軌道ぶりがツーカイというより限り無く「フユカイ」。

はじめは「金剛地は、巷に溢れるにわか書評家への、著者のあてつけか」とも思ったが、そんな社会風刺の域はどんどん逸脱して行き、なんだかよく分からないどんでん返しのラストに突っ走るという、これは小説なのか?と考える暇も与えない怒濤の物語。

「こんな本を出版していいのか」といいそうな教育関係者や、良識ある奥様方の非難を気にすることなく、B級劇安暴力エロ小説を書き続けるトカジはエライ!

ツーカイ! 金剛地くん/戸梶圭太の表紙
 

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