だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

鴨川ホルモー/万城目学

◆読んだ本◆
・書 名:鴨川ホルモー
・著 者:万城目学
・出版社:産業編集センター
・定 価:1,200円
・発行日:2006/4/20
     
◆評価◆
・青春小説度:★★★★
・オニを使った戦争とは?度:★★★
・一風変わった魑魅魍魎小説度:★★

◆感想◆
ホルモー。それは4つのチームがオニを使って戦うゲーム。
普通には考えられない舞台設定の青春小説。

「鬼」という言葉から、京極夏彦やあまたのホラー小説を思い浮かべそうだが、これが大学生を主人公にした愛と笑いと友情の青春小説だから変わっている。

帯には「鬼や式神を使って、大学生が戦争ごっこ?」とあるけど、この「鬼や式神」を「ロボット」にすれば、NHKのロボコンに賭ける青春みたいな小説になるだろう。
鬼をもっとミステリアスに扱い、「戦争ごっこ」の本当の姿を人間の裏側の心理に結びつけるような展開にすれば、マジ怖ホラーにもなっただろう。

どこにでもありそうな青春小説を、「鬼」という実在しないモノの登場で妙に魅力的な小説にしている。著者のひらめきの勝利だ。

鴨川ホルモー/万城目学の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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