だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

劣化刑事/戸梶圭太

◆読んだ本◆
・書名:劣化刑事
・著者:戸梶圭太
・定価:638円
・出版社:徳間文庫
・発行日:2013/8/15

◆おすすめ度◆
・スーパーB級警察小説度:★★★★
・激しい暴力から静かな狂気へ度:★★★
・刑事の芝居に大笑い度:★★★

◆感想◆
警察の誤認逮捕で人生を狂わされた赤石。極度の引きこもりになった彼が、ひょんなことから殺人現場を目撃してしまうが…

引きこもりの殺人現場の目撃者を中心人物にして、精神を病んだ暗い刑事やヤクザまがいの刑事などがくんずほぐれずの追いつ追われつで、壮絶バトルを繰り広げるスーパーB級警察小説。

激しい暴力シーンもさることながら、精神を病んだ暗い刑事の静かな狂気が強烈に印象的。
どっかでこんな人とすれ違ってるかもしれないと思わせるリアルさもあって、ひたすら暴力的だった従来の登場人物と比べても異質な狂気を感じさせる。
こんな刑事、いそうだで怖い。

脇役にも、ゴミ御殿の何言ってんだか分かりにくい親父とか、一見まじめそうだけど劣化し始めている警察署長とか、日本を見限っているコスプレ少年とか。

いずれも癖の強いキャラクターばかりだが、まともじゃ生きていけない世の中を反映しているのか?

刑事が芝居を打って参考人の気を引くシーンは爆笑もの。
こんな話しを聞いたら、どんな奴か絶対見たくなる。

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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