だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

桜ほうさら/宮部みゆき

◆読んだ本◆
・書名:桜ほうさら
・著者:宮部みゆき
・定価:1,700円
・出版社:PHP研究所
・発行日:2013/3/11

◆おすすめ度◆
・心温まる時代小説度:★★★★★
・いつまでも物語に浸っていたい度:★★★★★
・大胆な展開もあり度:★★★★

◆感想◆
上総国搗根藩で小納戸役を仰せつかる古橋が、賄賂を受け取った疑いをかけられて自刃する。古橋家次男の笙之介は、江戸深川の長屋に住みながら、事件の真相を明かそうとするが…

江戸の下町を舞台にした、人情と淡い恋と御家騒動をいい塩梅でミックスした心温まる時代小説。
過去の著者の時代小説同様、完成してます揺るぎません。
温かく心地よい物語の世界に、いつまでもゆるゆると浸っていたくなる小説です。

笙之介と勝ち気なお嬢さんとの淡い恋あり、下町の人情話あり、ちょっとしたミステリーあり、尾家騒動の大胆な展開あり。
そして物語を貫く「名は字は体を表す」ならぬ「文字は体を表す」みたいなテーマもあって、うきうきしたり感心したりドキドキしたり。

浮き世の「ささらほうさら」を忘れるには「桜ほうさら」を読むのが一番。(決まったっ)

挿絵もほのぼのしているし、ペジには桜の花びらがレイアウトされているし、起こし絵なんていうアイテムも物語に出てくるし、たおやかな少女なら抱きしめて寝たくなるような本です。

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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