だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~/三上延

◆読んだ本◆
・書名:ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~
・著者:三上延
・定価:550円
・出版社:メディアワークス文庫
・発行日:2012/6/23

◆おすすめ度◆
・古書にまつわる連作短編ミステリー小説度:★★★
・古書店の母娘にまつわるミステリー小説度:★★★★
・栞子さんのキャラ萌え度:★★★

◆感想◆
大人気ビブリア古書堂の事件手帖シリーズの第3弾。
古書店の店主・栞子さんとアルバイト店員の大輔が、お客さんが持ち込んでくる古書にまつわる謎を解き明かして行くという連作短編ミステリー小説。

「ベストセラーは読む気が起きないなあ」なんて敬遠していたのに、未読本がが途切れた際に手に取って、思わず1,2巻を一気に読んでしまった面白シリーズ。
でもなんだか3巻目は中休みな感じ。

1,2巻と同じく、喪失したり盗まれたりした古書の謎を、超人見知りの恥ずかしがり屋にして黒髪の美人である栞子さんが、ササッと解き明かしていき、さらには登場人物たちの心のわだかまりまで解消させてしまうという展開。
並行して栞子さんと母親との間の確執も描写され、そっちの謎はこれからどうなるの?といった具合。

謎解きの妙、栞子さんのキャラ、古書店業界の内容などが本シリーズの読みどころなんだけど、俎上にあげられる実在の古書もとっても興味深い。
本書では「たんぽぽ娘」や「春と修羅」が取り上げられていて、特に栞子さんが説明してくれる「たんぽぽ娘」は読んでみたくなること請け合い。

このシリーズは、古本フリーク,古書マニアな小説でもあるなあ。

絶版で入手困難な「たんぽぽ娘
河出書房新社の奇想コレクションから発売が予定されているようだけど、首が伸びっぱなしの人が沢山いるよう。 もう原文で読むしかない?

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