だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー 1~5/五代ゆう

◆読んだ本◆
・書名:クォンタムデビルサーガ アバタールチューナー 1~5
・著者:五代ゆう
・定価:計3,580円
・出版社:ハヤカワ文庫
・発行日:2011/2/25~2011/10/25

◆おすすめ度◆
・ライトノベル風異世界バトルアクション小説度:★★★★
・バーチャルとリアルが錯綜するハードSF小説度:★★★★★
・神/友情/生きる意味/AI/終末/その他3個くらい度:★★★★★
・中だるみ無しの5巻一気読み度:★★★★★

◆感想◆
架空の戦場で戦う兵士たち。ただ敵を殺すためだけに存在していた彼らの前に、突如現れた黒髪の少女。そこからとてつもない物語が始まる・・・

面白い、面白すぎるぞっ!

物語は3部構成になっていて、1,2巻は架空の戦場でのライトノベルな血まみれバトルものの体。
「何もそこまで」と思っていたが、それが後々のとんでもないSF的ダイナミックな展開の伏線にもなっているというアクションシーンの連続。

第2部の3巻は、打って変わって本格SFな展開に。
帯の「なんと、こういう話だったのか!?」というコピーに「そうそう」とうなずくSF的な設定や異世界の背景などが明らかにされつつ、人類の抱えている終末的問題が浮かび上がる展開。

さらに第3部の4,5巻では、バーチャルな異世界とリアルな世界が錯綜しながら怒濤の展開を見せるという、もう大胆でアクロバティック、力強くエモーショナルな物語に。

人工知能、人類を超越した存在、パンデミック、リアルとバーチャルな世界観などを上手にこなしながら、主人公たちが人間より人間らしく成長していくエンターテイメントな面白小説だ。

といわれても、さっぱり物語の内容が把握できないだろうけど、アクションものやライトノベル、SF小説が好きな方なら、絶対面白く読めるはず。

今年1番の「ジェノサイド」にせまるエンターテイメントな面白さ。
完結時は間違いなくSFベスト1になるだろう「天冥の標」に比肩するSF。
さらにあまたのライトノベルなバトルものをしのぐアクションと、ストレートで厚い人間関係。
眠気も吹っ飛べば、辛い仕事の悩みも鬱陶しい人間関係もすっぽり忘れて耽読できる物語。

これぞ読書の醍醐味だぁ。ハアハア。(興奮しすぎ?)

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