だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

標高二八〇〇米/樋口明雄

◆読んだ本◆
・書名:標高二八〇〇米
・著者:樋口明雄
・定価:1,600円
・出版社:徳間書店
・発行日:2011/11/30

◆おすすめ度◆
・ホラー短編小説度:★★★
・ミステリアスでサスペンスでSF度:★★★
・個人の終末/世界の終末度:★★

◆感想◆
身近な人達の死、この世界の終焉をテーマにした終末ものホラー短編小説。

題名から山岳冒険小説みたいな感じかと思っていたら、どうも様子が違う。
身近な人達の死をテーマにした暗めのミステリアスなホラー小説が半分。
もう半分は、原子力発電所の事故を足がかりに発展させた、終末ものなSF小説。

全体に漂う悲観的な世界観、人生観が、諸行無常の響きありまくりで悲しすぎ。
『希望』があるような落ちにはなっているけど、読んでいるとだんだん悲しく辛くなってくる。

「どうせ俺なんて、ダメな人間だ」「人間なんて愚かな生き物さ」みたいなのを払拭させる小説が読みたいんである。
(著者名と題名だけで「山岳冒険小説」だと早合点じた自分が悪いんだけど)
どうせ人間も人類も破滅的にバカなのは判っているから、もうちょっと明るくパーッといきたいよね。

標高二八〇〇米

樋口明雄 徳間書店 2011-11-26
売り上げランキング : 136081
by ヨメレバ

物語の主人公の多くは、作家であったり南アルプスに住んでいたり、登山や釣りが趣味だったりと、著者自身を連想させる人物像。
やっぱり山岳小説を書いたりする人は、実際に山麓に家族や愛犬と一緒に住んだりしているんだなあ。
趣味が登山や釣りというのは分るけど、「焚火」というのもスゴイ。

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://danatuusinmystery.blog17.fc2.com/tb.php/421-09fdbee6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad