だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

マスカレード・ホテル/東野圭吾

◆読んだ本◆
・書名:マスカレード・ホテル
・著者:東野圭吾
・定価:1,600円
・出版社:集英社
・発行日:2011/9/10

◆おすすめ度◆
・グランドホテル形式なミステリー小説度:★★★★
・一つひとつのドラマが短編小説のよう度:★★★★
・トレンディドラマを見ているみたいな度:★★★

◆感想◆
暗号めいた数字が残された3件の連続殺人事件。都内の一流ホテルが次の殺人事件の場所と推定した警視庁は、捜査員をホテルの従業員として潜り込ませて事件の解決を図ろうとするが・・・

都内の一流ホテルを舞台にした、グランドホテル形式(正確には事件が同時進行ではなく、連続的に発生)のミステリー小説。
ホテルを利用する様々な客と、それに対応するホテルマンが織りなすドラマが、まるで短編小説のような落ちまで用意されて展開。

 盲目を装ってるぽい老婦人は何を目的に?
 写真の男性を追い払うよう指示する高飛車女の真意は?
 やたらと難癖をつける男性客の動機は?

ホテルには色んな客が来るんだねえ。
さらにこれらの事件が、連続殺人事件に微妙につながっていくという構成だ。


物語の主役は、何事にも誠心誠意真心をこめて対応するベテランホテルマン(女性だからホテルウーマン?)と、フロント役に化けた刑事の2人。
彼らがヘンテコな客たちに対応しつつ、ホテルマンとしての、刑事としてのプロ意識なんかも絡めながら物語は進行していく。

オシャレでハイソな雰囲気が、トレンディドラマを見ているような感じも。
ややステロタイプな登場人物たちも、「TVドラマ化を見据えているから?」なんて勘ぐりたくなる。

それでもちゃーんと、ミステリーな人間ドラマに仕上げちゃってるところが、東野圭吾のすんごいところだ。

3件の殺人事件現場に残された、暗号めいた数字。

45.761871 143.803944
45.648055 149.850829
45.678738 157.788585

これが何を意味するのか、分かっちゃう人は分かっちゃうんだろうね。

◆関連記事◆
「マスカレード・ホテル」東野圭吾/集英社(著者のコメントあり)
『マスカレード・ホテル』 東野圭吾/朴念仁と居候

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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