だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

鍵のかかった部屋/貴志祐介

◆読んだ本◆
・書名:鍵のかかった部屋
・著者:貴志祐介
・定価:1,600円
・出版社:角川書店
・発行日:2011/7/30

◆おすすめ度◆
・密室殺人短編ミステリー小説度:★★
・防犯コンサルタントと女弁護士のコンビ復活度:★★
・納得の展開と解決度:

◆感想◆
「佇む男」「鍵のかかった部屋」「歪んだ箱」「密室劇場」の4編を集録した、「硝子のハンマー」、「狐火の家」に次ぐ密室殺人ミステリー小説。

主人公は美人弁護士の青砥純子と、防犯ショップ店長にして元ドロボーの榎本径という、前作と同じ体裁。
密室で殺人事件が起きて、事件の状況説明があって、青砥純子と榎本径が解決していくというスタイルも前作を踏襲。
ただ部屋の見取り図があったりして、かなり「読者への挑戦状」的だ。
さあ、トリックを見抜いてみろ!みたいな。

でも、読んだ感想は前作と同じかな。

強気で自称美人の青砥純子のジョークは空回りっぽいし、冷静沈着な榎本径にももう少し強い個性が欲しい感じ。
トリックも、死体の×××を利用して密室を作り出したり、部屋の穴から×××で×××したり、×××を×××して×××したりと、密室マニア向け。

そもそもドラマや物語性よりも、密室に代表されるようなトリックを重視する本格推理小説がよく分からない自分には、ちょっと不向きな本格推理小説。

じゃあ、なんで買って読むんだろう?(自問)
著者の新刊は無条件で購入だからな。(自答)

鍵のかかった部屋

貴志 祐介 角川書店(角川グループパブリッシング) 2011-07-26
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「鍵のかかった部屋」ではサムターン回しという開錠テクニックがポイントになるんだけど、最近はバンピングとか溶解破錠という、素人でも簡単に開錠できちゃう方法があるから恐ろしい。

こんなことでは鍵のかかった「密室」が、作れなくなるんじゃないか?
鍵を開けるテクだから、締めるのとは無関係なのか?

◆関連記事◆
貴志祐介『鍵のかかった部屋』特設サイト/角川書店(著者へのインタビュー記事あり)
「鍵のかかった部屋」貴志祐介/雨降りだからミステリでも読もう・・・
硝子のハンマー/貴志祐介/サイト内
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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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