だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ゴーストハント5 鮮血の迷宮/小野不由美

◆読んだ本◆
・書名:ゴーストハント5 鮮血の迷宮
・著者:小野不由美
・定価:1,350円
・出版社:メディアファクトリー
・発行日:2011/7/15

◆おすすめ度◆
・ゴシックホラー小説度:★★★
・本編も恐いが小ネタも恐い度:★★★★
・新たな登場人物で役者そろい踏み?度:★★★

◆感想◆
増築を繰り返し、まるで迷路のようになった洋館。そこで人が消えるという事件がおきる。様々な霊能者が招集され調査される中、あらなな事件が…

ゴーストハントシリーズの第4巻は、半ば廃墟と化したとてつもなく大きな洋館が舞台。なにしろ長年にわたって無茶苦茶な増築をしたため、迷路のような構造になってしまっているという。(「シャイニング」ぽい)
消えた人を捜すためにいろんな霊能者が様々なことをやってるうち… という展開は、ラストに近づくほどおどろおどろしくなるんだけれど、それにも増して恐いのは作中で引き合いに出される小ネタ。

ウィンチェスター銃によって殺された人々の霊からのがれるため、屋敷の部屋を朝から晩まで増築し続けたというウィンチェスター家のサラ婦人。
歳若い娘を「鉄の処女」で殺しその血を浴びたりして興奮したという「血の伯爵夫人」の異名を持つハンガリー王国の貴族。

実に恐ろしいのは何かに取り憑かれた人間なり。


本編では、いつも優しい笑顔なにのナルをあごで使う森まどかという新たな登場人物が加わり、さらにリンの本名は「林興徐」で霊を使役する技を持っていたり(「十二国記」ぽい)と、シリーズの大団円にむけて役者そろい踏み?

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS)

小野不由美 メディアファクトリー 2011-07-13
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子供のころ、家の近くに「幽霊屋敷」なるもながあって、よく友達と近くに行っては中を覗いて逃げたりしていた。 ちょっと大きくなってから「幽霊屋敷」を見ると、それはもう本当にタダの空家で、ちっとも恐くもなければ覗きたくもないうらぶれた民家。

大きくなるって言うのは感情が萎んでくるということなんだなあ。
喜怒哀楽センサーを敏感にしとかないと、幽霊が怖くなくなってしまうぞ。

◆関連記事◆
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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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「ゴーストハント (5) 鮮血の迷宮」小野 不由美★★★半☆

「ゴーストハント (5) 鮮血の迷宮」小野 不由美メディアファクトリー 幽BOO

  • 2011/07/20(水) 23:08:45 |
  • 藍麦のああなんだかなぁ

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