だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

我が家の問題/奥田英朗

◆読んだ本◆
・書名:我が家の問題
・著者:奥田英朗
・定価:1,400円
・出版社:集英社
・発行日:2011/7/10

◆おすすめ度◆
・小市民家族短編小説度:★★
・我が家の危機的問題勃発度:★★
・小さな問題、大きな幸せ度:★★★

◆感想◆
ごく一般的な家族に起きる小さいけれども大きな問題をテーマにした、家族小説集。

面倒見のいい妻がうっとうしく思える夫だったり、両親が離婚の危機にあるのを知ってしまった娘だったり、UFOと交信できるようになった夫を心配する妻だったりが主人公の短編集。
結婚したてから15年目くらいまでの男女が読者ターゲットか。

他人から見れば、「なんだ、それくらい」と思われることでも、家族にしてみれば大問題。
ビックリしたりおののいたり心配したりと大騒ぎ。
そんな様子をユーモアとペーソスを交えて描写。

家日和」の著者らしく、なにげないところに幸せが転がってるんだと思わせる、ほんわかした物語。

平和だなあ。

我が家の問題

奥田 英朗 集英社 2011-07-05
売り上げランキング : 218
by ヨメレバ

地方によって料理の仕方や材料が微妙に変化。
「我が家の問題」の中の「里帰り」では、妻の実家に里帰りした夫を客にして、すき焼きにタマネギを入れるか入れないかのダラダラとしたすき焼き談議が。

このまったりした虚無感。
奥様の喫茶店お勘定「ここは私が」「いえいえ今回は私が」みたいなエンドレス会話な風景が、とてもよく描かれてます。

ちなみに我が家ではすき焼きにタマネギはいれまん。

◆関連記事◆
我が家の問題/集英社 WEB文芸(インタヴュー記事あり)
「我が家の問題」書評/WEB本の雑誌
奥田英朗 我が家の問題/本とテレビと映画のブログ
家日和/奥田英朗/サイト内

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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