だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

絆回廊 新宿鮫X/大沢在昌

◆読んだ本◆
・書名:絆回廊 新宿鮫X
・著者:大沢在昌
・定価:1,600円
・出版社:光文社
・発行日:2011/6/10

◆おすすめ度◆
・ハードボイルド小説度:★★★★
・新宿鮫シリーズの集大成な雰囲気度:★★★★
・思わぬ大展開度:★★★★

◆感想◆
新宿署の鮫島にヤクの取引現場を押さえられそうになった露崎は、鮫島に情報の提供を持ちかける。それは不気味な大男が警察官殺しを計画しているというものだった・・・

新宿鮫シリーズもとうとう10巻目。
1巻が1990年の発行だから、21年に渡って続いているんだなあ。
なんて感慨深くなるのも、なにやら新宿鮫シリーズの集大成な雰囲気が序盤から濃厚だから。

過去の事件を背景にして、新宿に巣食うヤクザや中国組織や警察機構の確執を描き、さらに鮫島や桃井課長、そして警官殺しを計画する大男、さらには鮫島の恋人・晶との濃密で息詰まるような人間関係を描き出す。

ハードボイルドだねえ。

過去のあんな事件やこんな出来事がチラチラと錯綜する展開で、「絆回廊 新宿鮫X」でシリーズ完結か?! と思わせる内容になってる。
実際は完結しないけど。

前作「狼花 新宿鮫9」から5年ぶりのシリーズ最新作は、期待を裏切らない出来。
ファンはお見逃しなく!

絆回廊 新宿鮫Ⅹ

大沢在昌 光文社 2011-06-03
売り上げランキング : 109
by ヨメレバ

「絆回廊 新宿鮫X」はハードボイルドな小説には違いないだろうけど、かつての新宿鮫に比べると、いささか硬さもやわらいだような。
ゆで卵でいえば、初期は「固ゆで卵」、「絆回廊 新宿鮫X」は「半熟卵」かな。

ちなみにゆで卵を柔らかい順に列挙すると、
 温泉卵 半熟卵 ゆで卵 固ゆで卵 煮卵
です。(ウソです)

◆他サイトの感想など◆
ほぼ日刊イトイ新聞 - 絆回廊 新宿鮫X
朴念仁と居候
小説『絆回廊 新宿鮫X』 大沢在昌による「前半」あらすじ朗読

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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