だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

クロノリス-時の碑-/ロバート・チャールズ・ウィルスン

◆読んだ本◆
・書名:クロノリス-時の碑-
・著者:ロバート・チャールズ・ウィルスン
・定価:1,100円
・出版社:創元SF文庫
・発行日:2011/5/31

◆おすすめ度◆
・破天荒SF小説度:★★★
・登場人物のドラマチックな運命度:★★★
・どうなる?どうなる!度:★★★

◆感想◆
20年先の未来から送り込まれる巨大な塔:クロノリス。その出現時のエネルギーで破壊される都市。いったい誰が? 何を目的に?

傑作「時間封鎖」の著者がおくる破天荒なSF小説。
出だしはわくわくドキドキで、「これからどう展開するんだ?」感いっぱいで期待高。
でも中盤から、登場人物の人間ドラマがメインな展開で(それはそれで面白いし、物語の核となる展開なんだが)、ややトーンダウン。
なんか「時間封鎖」と似た雰囲気の展開だ。

物語を貫くテーマは、本書の中にある「未来とは人びとの期待が現実化して形成されるもの」という文言に現れていて、決定論とか因果律とか人間原理とかを思い起こさせるもの。
まあ、人生は決まっているものではなくて、自分で造り上げるものということだなあ。
そうじゃなきゃ、やってられないしね。

クロノリス-時の碑- (創元SF文庫)

ロバート・チャールズ・ウィルスン 東京創元社 2011-05-28
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by ヨメレバ

「クロノリス」はキャンベル記念賞受賞作というふれこみだけど、ほぼ同時期に出版された「ねじまき少女」はヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞、キャンペル記念賞を受賞したという鳴り物入りのSF小説。
出だしはどちらも舞台がタイだったりして、「ねじまき少女」も期待して読みはじめたんだけど・・・

若い時は肉が大好きだったのが、歳を取ると和食を好んだり。
新製品が出ると飛びつくように買っていたのが「別にフェイスブックとかできなくていいし」と思うようになったり。

要は「ねじまき少女」を面白く感じない自分は、もう思考が初老なのかと。
う~む。

◆他サイトの感想など◆
堺三保/ロバート・チャールズ・ウィルスン『クロノリス─時の碑─』解説/東京創元社
クロノリス-時の碑-(本が好き!)/livedoor ニュース

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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