だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

天冥の標4 機械じかけの子息たち/小川一水

◆読んだ本◆
・書名:天冥の標4 機械じかけの子息たち
・著者:小川一水
・定価:860円
・出版社:ハヤカワ文庫
・発行日:2011/5/25

◆おすすめ度◆
・エロチックSF小説度:★★★★
・《恋人たち》とは何者か?度:★★★★
・少年の飽くなきエロスと混爾と不宥順度:★★★

◆感想◆
少年が目覚めたとき、そこには裸の少女がいた。彼の身体を検査しながらも、少年の性的な欲求に喜んで答えてくれる少女。いったい彼女は何のもなのか。そして少年は・・・

天冥の標シリーズ第4巻は《恋人たち》を主役にしたエロチックSF小説。
《恋人たち》が棲みサービスを提供する軌道娼界《ハニカム》が舞台。
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープでも登場した《恋人たち》は、いったいどんな存在で何を考えどう生きているのかがメインテーマなんだけど、物語の半分はエロ小説みないな。

ただそれだけでは終わらせない仕掛けが随所にちりばめられ、《救世群》と《恋人たち》の関係性や、ひいては《酸素いらず》との関わりにもつながる展開に。

シリーズ物なのに各巻違ったテーマで物語を綴っていく著者のやる気に敬服。
単独の読み物としての楽しめるし、シリーズ物としての面白さも兼ね備えている。

惜しむらくは自分の記憶力。
過去のシリーズをよーく覚えていれば「ははぁ、こうなる訳ね」とか「おお、こうつながってくるのか」なんて驚きもひとしおのはず。
やっぱり面白いシリーズ物は、一気に読むのがストレスフリー。

天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち (ハヤカワ文庫JA)

小川 一水 早川書房 2011-05-20
売り上げランキング : 179
by ヨメレバ

本書を読みながら登場人物相関図をメモり、あらすじを書き付ける。
これで2001年秋に刊行予定の「天冥の標5 羊と猿と百掬の銀河」対応は万全だぁ!

◆過去の関連記事◆
天冥の標1 メニー・メニー・シープ
天冥の標2 救世群
天冥の標3 アウレーリア一統

◆他サイトの感想◆
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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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