だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

小太郎の左腕/和田竜

◆読んだ本◆
・書名:小太郎の左腕
・著者:和田竜
・定価:1,500円
・出版社:小学館
・発行日:2009/11/2

◆おすすめ度◆
・戦国時代小説度:★★★★
・黒沢明風エンターテイメント度:★★
・ゴルゴ13風サスペンス度:★★

◆感想◆
戸沢家と児玉家が勢力を拡大しようとする戦国時代。猟師の子である小太郎の「神業」をめぐる合戦エンターテイメント。

黒澤明の「隠し砦の三悪人」を連想させるような戦国時代小説に、ゴルゴ13のような神業的スナイパーを登場させたような小説。
「まさか、あの山から撃ったというのかー」のコピー(うまいっ!)に思わず買ってしまったが、予想通りの内容と展開。

べつにそれは不満ではないんだが、登場人物に深みがなく展開もありきたりで、もうちょっと書き込んで欲しい感じが。
そうしないと物語が陳腐になってしまう。

例えば小太郎の射撃技術の背景には、「銃身をこう改良して、弾丸はこうしてああして、幼い頃からこんな練習をして」みたいなことを、嘘でもいいから書き込んで欲しい。
そうすれば、驚くべき小太郎の技術に信憑性が生まれて、スリルとサスペンスの戦国スナイパー誕生!みたいな。
今のままでは、ゴルゴ13に軍配があがりそう。

全体に荒削りで精緻さに欠けるが、著者の意気込みや迫力は伝わってくる。
一本気な著者の物語にも好感触。
将来面白い小説を書く作家になるかも!?


火縄銃
豊後大友宗麟鉄砲隊


凄腕の小太郎は左利き。
やっぱり左利きって天才っぽいよね。
左手は右脳につながってるからか、その相乗効果?

たまに左手で箸を持ったりしてみるけど、まるでいうことを聞いてくれない。
同じ自分の手なのに、何でこんなにぶきっちょなのか不思議だ。


小太郎の左腕
小太郎の左腕
おすすめ平均
starsこちらの方が・・・。
stars半右衛門の槍
starsやっぱり『忍びの国』かな
stars時代劇版<マカロニ・ウエスタン>か?
stars映像は良い、心理描写が物足りない。

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◆他サイトの感想◆
こんな感想はゆってはいけない(改)
BOOK:asahi.com
空色レールウェイ
いつも読書人

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

コメント

リンクさせていただきました。宜しくお願いします。

  • 2010/02/19(金) 12:33:06 |
  • URL |
  • 森乃屋 龍之介 #-
  • [ 編集]

Re:

森乃屋龍之介さん、リンクありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願いします。

  • 2010/02/19(金) 16:42:24 |
  • URL |
  • だな6号 #-
  • [ 編集]

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ずきゅーん

また買いましたよゴルゴ13。大学の近くのTSUTAYAで6冊で630円で購入。わりと安い買い物でした。ゴルゴ13は政治ネタや、アメリカ中央情報局(CIA)や、旧ソ連国家保安委員会(KGB)といったあからさまに日常生活に出て来ないマニアックな背景が多いので、な

  • 2010/01/20(水) 20:35:53 |
  • Turbulence

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