だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

無理/奥田英朗

◆読んだ本◆
・書名:無理
・著者:奥田英朗
・定価:1,900円
・出版社:文芸春秋
・発行日:2009/9/30

◆おすすめ度◆
・転がり落ちるような暮らし度:★★★★
・安い登場人物のチープな人生度:★★★★
・感情移入すると、なおさら悲惨度:★★★★

◆感想◆
地方都市「ゆめの」に暮らすケースワーカー、高校生、セールスマン、保安員、そして市議会議員。なんとか暮らしを善くしようとあがいているのに、何故か悪い方へ悪い方へと転がって・・・

「最悪」「邪魔」に続く、転がり落ちる暮らしシリーズ第3弾。
登場人物はどこにでもいそうだけれど、ちょっと安っぽい人々。
ちゃんとしているようで、どこか抜けている。
戸梶圭太なら、激安人間におとしめてボコボコにするような奴らばかりだ。

彼らがドンドンマイナス方向に転がって行く。
スカッとしないし、どんでん返しもないし、幸せなシーンもない。
おお、なんかとてつもなく暗いぞ。
それでも読んじゃうのは、現実にありそうなシチュエーションと、どんな風に転がり落ちていくのかへの興味。
最後は「人生にはいいことなんてないんだ」と登場人物が悟ってしまうような展開だ。

でも女子高生がポカポカ殴るのはいいぞ。
もっとやっちゃえっ!
(このシーンくらいしか、スカッとするところがないんだよね)


無理
無理奥田 英朗

おすすめ平均
stars何を言いたいやら
starsあまりに救いがない
starsこの作品に限らず「無理」。
stars笑うに笑えない現代のリアル
starsオチが弱いが、喜劇と悲劇のない交ぜが上手い

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真保裕一と東野圭吾は、なんか似ている。
同じように荻原浩と奥田英朗もたまに間違う。
深い意味はないんだけど。


テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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