だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

植物図鑑/有川浩

◆読んだ本◆
・書名:植物図鑑
・著者:有川浩
・定価:1,500円
・出版社:角川書店
・発行日:2009/6/30

◆おすすめ度◆
・草食系男子との恋愛物語度:★★★★
・草を食べるカップル度:★★★
・雑草料理レシピ度:★★★★

◆感想◆
「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」
飲み会の帰り、自宅マンションの植え込みに行き倒れている男からそう言われたさやかは、なぜか見知らぬ男を家にあげ…

お互いの素性もなにも知らぬまま、男(イツキ)とさやかの共同生活がはじまる。
そこらかお互いに恋愛感情が芽生えて、でもなかなか口に出せなくて、一つ屋根の下で暮らしていながらもちょっと手が触れるだけで顔を赤らめるような初さで…
という草食系の恋愛小説なんだけど、本当の主題は文字通りの「草食」にあるんじゃないかという物語。

イツキは野草にとても詳しい男性で、さやかの家に居候させてもらうかわりに家事全般を受け持ち、さらに野草を採取してきては料理して食べるという倹約ぶりを発揮。
二人で川や野原に出かけては様々な草を摘みとって料理して食べるシーンが、物語の多くを占めるユニークさ。
恋愛小説の名を借りた草食料理レシピ集みたいな。

巻末には物語に登場した「フキの混ぜごはん」「ノビルのパスタ」「タンポポの茎の炒め物&葉っぱの炒め物、葉っぱのおひたし、花の天ぷら」とかのレシピが掲載される入れ込みようだし。

著者は「草食系男子」という言葉を、「はやりの草食系」と、文字通り「草を食べる」にかけて恋愛小説にすれば面白いかも! ってひらめいたのだろう。

読んでるとカラシナとかイタドリとか採ってきて料理したくなるから不思議だ。
しないけどね。


スイートピー
スイートピー/深山毒草園


一時期会社で、食べられる植物を植えるのが流行っていたことがあった。
草花もあったんだが、何故か枝豆とかオクラとかも植えていて、たまにおっそわけにあずかっていた。

そのかなでプランターに植わっていたスイートピー。
花が咲いて、なんだかエンドウ豆みたいで食べられそうな感じの実がなって。

「これ、なんか食べられそうだよな」
「持って帰って食べたら。おいしいかもよ」

家に持ち帰り、鍋で茹でると鮮やかな緑色!
うまそうだぞ。
でも毒があったりするとヤバイよな。

ネットで調べると「毒がある 摂取すると頚椎麻痺などの症状が現れる」

!!!

食べなくてよかった!
ニュースで「会社員の男性が、スイートピーの実を食べて中毒になりました」とか報道されたら、「よっぽど食べるのにこまっていたのねぇ、かわいそうに」とか思われそうだもん。


植物図鑑
植物図鑑有川 浩

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◆他サイトの感想◆
Lupin's Weblog 酔えない酔っ払いの戯言
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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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