だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

カラスの親指/道尾秀介

◆読んだ本◆
・書名:カラスの親指
・著者:道尾秀介
・定価:1,700円
・出版社:講談社
・発行日:2008/7/22

◆おすすめ度◆
・コンゲーム小説の王道度:★★★★
・ちょっと笑えてちょっと泣けてちょっと感心度:★★★★
・ひねった展開/アッとびっくり度:★★★★

◆感想◆
同僚が博打でこさえた借金の保証人になったばかりに、今までの生活も、そして娘までも亡くした武沢。武沢は、ひょんなことで知り合った仲間たちと、その無念をはらそうとするが・・・

落ちぶれた詐欺師が、かつて苦汁をなめさせられた闇金業者を騙くらかそうと画策するコンゲーム小説。
本題に入るまでがやや長いが、ちょっと笑えてちょっと泣けてちょっと感心する内容だ。
はじめは武沢と入川の二人のおっさん詐欺師が主人公だが、そこに少女が加わるあたりから、俄然面白くなる。
かわいい少女の登場、この手の小説の定石だ。
物語の展開も、コンゲーム小説の王道ともいえる流れで、これをどう料理するかが著者の腕の見せ所。
結果は読んでのお楽しみ。

個人的にはもっと「痛快!」な展開が良かったが、一気に読んじゃう面白さは特筆もの!


カラスの親指 by rule of CROW’s thumb
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb道尾 秀介

おすすめ平均
stars罪を償うこと
starsミステリーなのか、それとも中年と若者の群像劇なのか
stars父娘もの
stars何かもの足りない
stars期待しすぎたかも・・・

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コンゲーム小説といえば、たいていのミステリー作家が一度は書いてるんじゃないかというポピュラーなジャンル。
今まで読んだ中で一番面白かったのは、コンゲームとい言葉も知らない頃に読んだ「大誘拐」か。
主役のおばあちゃんがながなが豪快で、とっても面白かった朧な記憶が。
本棚から引っ張り出して奥付を見ると昭和54年発行だ。
うーむ、月日の経つのは速いものよ。記憶も朧になろうってもんだ。
でもそうやって昔のことを忘れていくから、新しい本を新鮮な気持ちで読めるんだろう。
読んだ本の内容をすべて昨日のことのように覚えていたら、ちょっとつまらないかも。
新しい感動の度合いが減ってしまうよな。


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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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カラスの親指By rule of CROW’s thumb道尾秀介

過去にヤミ金と関わり家族を失った武沢は、似た境遇の入川と組む詐欺師です。 二人が出会ったスリの少女まひろは、後日、口約束通り家賃滞納...

  • 2009/05/14(木) 17:39:31 |
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