だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

フェッセンデンの宇宙/エドモント・ハミルトン

◆読んだ本◆
・書名:フェッセンデンの宇宙
・著者:エドモント・ハミルトン
・出版社:河出書房新社
・定価:1,900円
・発行日:2004/4/30

◆評価◆
・古典こてんSF度:★★
・今読めばSFというよりファンタジー度:★★
・様々なアイデアの源泉度:★★★

◆ひとこと◆
天才的科学者フェッセンデン。彼が大学にこないことを心配したブラッドリーが彼の屋敷を訪ねるが、そこで見たものは「宇宙」だった…

「フェッセンデンの宇宙」は古典的名作といわれているらしい。SFが好きなどといいながら、古典を読んでいないのはマズイだろうと、それに新訳でもあるし、と思い購入。
どの短編も、アイデアに溢れ奇想天外,読者の度胆を抜く展開。といいたいけど、現在のSFを読みなれた人には、懐メロを聞いているような感覚。
理路整然としたSFというジャンルではなく、ファンタジーそれもちょっと物悲しく厭世的な。

発表されたのが1930年代が中心。当時にしてみればとんでもない小説だったろうことは、容易に想像ができる。
小説の中で出されるアイデアも、今ならそのリメイクやバージョンアップしたアイデアにいくらでもお目にかかれるが、それが戦前に考えられていたということに、感動する。

自分の息子を正しいSF信奉者に育てるためには、まだ素直な時期に本書を読ませるのが有効。
中高年のSFファンが、むかしを懐かしむのにも有効か。


フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)
フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)中村 融

おすすめ平均
starsスペオペ大家の深淵
stars古き良き時代の魅力ある作品群
starsハミルトンの多様な魅力を一冊に
starsやっぱりハミルトン
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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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