だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

からくりアンモラル/森奈津子

◆読んだ本◆
・書名:からくりアンモラル
・著者:森奈津子
・出版社:早川書房
・定価:1,600円
・発行日:2004/4/30

◆評価◆
・フェチ+SF+少女小説度:★★★
・若き女性達の愛と性度:★★★
・興奮度:★★

◆ひとこと◆
アンドロイド、タイムトラベルと、手法や情景はSFだが、若い女性が主人公の恋愛(性愛)小説。

少女小説のような登場人物とSFチックな設定に、エロチックでフェティッシュな描写は、妙な感じ。
具体的な性愛描写が女性の著者によるところは、新鮮に感じる。男が書いても女が書いても、そんなに大きな違いは無いようで、なんかちょっと残念な気もするが。

ただ設定は、女性作家ならでは。
特に印象に残ったのは「あたしを愛したあたしたち」
12才の藍子が、タイムトラベルしてきた15才と19才の自分に、セックスを手ほどきされる。しだいに藍子は… という、究極のナルシズムというかレズビアンというか。
こんな設定、よく考えたものよ。

しかしこんなのあり得ないだろう?
自分自身は性愛の対象となるのかなぁ? ならないだろう?
自分とセックスしたいと、そう切望している人も世の中にはいるんだろうか。

自分のクローン育てて、一緒に生活しようとか考えてる人もいるのかな?
人間の倒錯した性って、奥が深い?から、中には自分のクローンと性転換した自分がソフトSMする(なんでソフトなんだ?)姿を妄想し興奮するような大物政治家、なんてありなのかも。


からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション)
からくりアンモラル (SFシリーズ Jコレクション)森 奈津子

おすすめ平均
stars切ない短編集
starsSFシリーズの1冊ですが断じてSFではありません
starsタイムトラベル、自己愛、同一化、アンドロイド、吸血鬼ならぬ吸精鬼。

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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