だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

幽霊人命救助隊/高野和明

◆読んだ本◆
・書名:幽霊人命救助隊
・著者:高野和明
・出版社:文芸春秋
・定価:1,600円
・発行日:2004/4/10

◆評価◆
・自殺者の苦悩と解放度:★★★
・陰々滅々/愛と救い度:★★★
・トンデモ人命お助け隊度:★★

◆ひとこと◆
受験に失敗し自殺した高岡。彼はなぜか変な山のてっぺんで、おかしな3人組に出会う。さらに自称神様の老人が現れ、おまえたち4人が自殺した弁償として、地上の自殺者の命を100人救えというが…

自殺した4人が、天国でも地獄でもないへんてこな山に居て、おまけに神様からトンデモなミッションを受けるという出だしに、少々違和感を覚える。
くり出されるひと昔前のギャグも、なんだかいまいち。自分が職場で話しているオヤジギャグもこんな感じかと思うと、落ち込む。
物語は、そんな風に落ち込んだ人たち(下手なギャグでではなく、借金苦や恋愛や鬱病などで、人生をはかなんでいる人達だけど)を、自殺から助けるというもの。

いろんな人が自殺に走る動機や過程が描写され、結局は自殺からは救われるんだが、 読んでいるとだんだん凹んでくる。身につまされる。
登場人物のコミカルな部分を持ってしても、全体的に暗ーい印象が弱点かな。

でも、思わずほろりとくる場面も。
ネクタイにホコリが付いていたことを知った妻が、夫を心配するシーンは、白眉。本書の中で一番輝いている文章。
ラストもにくいねぇ。


幽霊人命救助隊
幽霊人命救助隊高野 和明

おすすめ平均
stars子供が思春期に読ませたい
stars非常によく出来てます
stars教材にしたい
stars題材は良いが、詰めが甘い。
stars感動物として

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テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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