だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

百器徒然袋 風/京極夏彦

◆読んだ本◆
・書名:百器徒然袋 風
・著者:京極夏彦
・出版社:講談社NOVELS
・定価:1,300円
・発行日:2004/7/5

◆評価◆
・連作ミステリー小説度:★★★
・掟破りの探偵榎木津大暴れ度:★★★★★
・勧善懲悪/大笑い/カタルシス度:★★★★★

◆ひとこと◆
傍若無人で天衣無縫、傲岸不遜の探偵榎木津礼二郎。常人凡人には計りしれない能力で、彼が難事件を解決して行く中編3編。

「招き猫」や「能面」に関する蘊蓄(招き猫に種類があるとはね)もあれば、極端に卑下した物言いをする本島も、関口に劣らず良い味を出してる。
京極堂をはじめとする脇役も充分。
しかしなんといっても、この本の威力は榎木津礼二郎。
人の頭の中にある光景を、そのまま読み取ることができるという特異な能力は、ある意味掟破りだが、そこから展開する破天荒ぶりが素晴しい。

自分は漫才を見ていて、爆笑問題の太田やダウンタウンの松本がくり出す、予想外のボケが最高に笑えるのだが、榎木津礼二郎のノリはそれに等しいものがある。

ミステリー小説というよりも、主人公榎木津が大暴れする舞台を作者が設定したかのような、コミカルな小説。
おまけに痛快!


百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)
百器徒然袋 風 (講談社ノベルス)京極 夏彦

おすすめ平均
stars最強で最凶の莫迦は榎木津ただ一人!!
stars榎木津のキャラ
stars小市民の吐露
stars引き続き爽快
starsすべての榎木津ファンに

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://danatuusinmystery.blog17.fc2.com/tb.php/222-87bebe14
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad