だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

判決の誤差/戸梶圭太

◆読んだ本◆
・書 名:判決の誤差
・著 者:戸梶圭太
・出版社:双葉社
・定 価:1,600円
・発行日:2008/12/21

◆評価◆
・B級法廷サスペンス度:★★
・B級人間ドラマ度:★★
・B級裁判員制度の問題点度:★★

◆感想◆
新たにはじまる裁判員制度をテーマにした、トカジ流法廷サスペンス。
「12人の怒れる男」をメチャクチャに安く、低レベルにした感じだ。

でもなんか違う。
中盤、もっともらしい社会批判めいた文があったり、以前のようなぶっ飛んだ激安ぶりが見られなかったり、中途半端にシリアスだったり。
最盛期の激安小説に比べれば、30%くらいの激安度だ。

なんかあったのかな。
くたびれてきた?
いくらB級激安小説っていったって、パワーがなければ書ききれないもんな。



裁判員


冒頭で裁判員として適格かどうか、主人公が裁判長と面接するシーンがある。
いくつもの質問をされるんだが、これって本当の事なのかなあ。
主人公が裁判長に訊かれるのは、

 ブログはやってますか
 不倫してますか
 すぐにカッとなるほうですか
 ホラー映画は観ますか
 未成年の女子は好きですか
 ドン・キホーテにいきますか

などなど。

適格かどうかの面接はあるだろうけど、まさかドン・キホーテに行くか行かないかで決めはしないだろう。

しかしどうやって適格者かどうか見極めるんだ?
裁かれる方だって、この小説に登場するような裁判員じゃあ不安だし、犯罪者がどんどん無罪になったり、逆に冤罪が増えたりしないのか?



判決の誤差/戸梶圭太の表紙
 

テーマ:読書感想文,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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