だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

あねのねちゃん/梶尾真治

◆読んだ本◆
・書 名:あねのねちゃん
・著 者:梶尾真治
・出版社:新潮社
・定 価:1,500円
・発行日:2007/12/24

◆評価◆
・ダークファンタジー度:★★
・毒のある児童書度:★★★★
・離人陰陽丸度:★★

◆感想◆
幼稚園児の頃、人見知りだった中原玲香。彼女のそばにはあねのねちゃんがいた。玲香を励まし遊んでくれた、玲香だけのあねのねちゃん。いつしか居なくなったあねのねちゃんが、失恋した大人の玲香の前に現れる・・・

孤独な子供が作り上げる想像上の友達:イマジナリー・コンパニオン。
それをモチーフにしたファンタジー小説。

題材や雰囲気から、少女向けのファンタジーかな?とか思いながら読み進めると、意外に毒のあるダークな展開に。
控えめな主人公の恋愛観や親との葛藤に、ダークファンタジックバトルも盛り込まれ、けっこう刺激的な内容だ。

それでも全体的には若年層向きに書かれている。
若い女性にオススメかな。



イマジナリー コンパニオン
こんなイマジナリー コンパニオンが理想だ!



前に心理学者のゆうきゆう「癒しのスーパー心理術:EB」とう、悩んでる人向けの心理学書を読んだ。
この中に 【自分の中の「理想の存在」EBとの会話で、周囲に流されず、強く、魅力的になるという 心理学のテクニック】 が紹介されていて、興味深かった記憶が。

「あねのねちゃん」を読んでいて思ったんだが、このEBというのは理想的なイマジナリー・コンパニオンをアクティブに作り出すっていうことだな。

前向きで理想的な人格のイマジナリー・コンパニオンを作りあげれば、理論武装とは別のタイプの心理的武装が可能という事だ。

それが良い方に機能するか悪い方に機能するかは「あねのねちゃん」と同じように、イマジナリー・コンパニオンを作った自分次第ということになるのか?



あねのねちゃん/梶尾真治の表紙
 

◆他サイトの感想◆
さすが人気作家のカジシン、グーグルで検索すると新刊なのに取り上げているサイトがいっぱいあるっ、と思ったら、本書は去年出版されてたんだ。
今年の12月と勘違いした。
12月24日発行って、随分とサバをよんだ日にちだと思ったんだよなあ。

コリちょこ
夜思比売の栞
幻想の殿堂
ぞうの耳 -本に埋もれて暮らしたい-

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:小説・文学,本,感想,ミステリー

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