だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

聖女の救済/東野圭吾

◆読んだ本◆
・書 名:聖女の救済
・著 者:東野圭吾
・出版社:文芸春秋
・定 価:1,619円
・発行日:2008/10/25

◆評価◆
・納得のミステリー度:★★★★
・読み出したら止まらないエンターテイメント度:★★★★★
・湯川が福山雅治(TVの力)度:★★★★

◆感想◆
「子供を持てないのなら、結婚生活自体に意味がない。」そういってはばからない夫の義孝。子供を産む事は綾音自身の夢でもあった。だがどういう神の悪戯か、その能力に恵まれなかった。綾音は化粧台の引き出しに隠してある白い粉のことを思い浮かべた。あれを使うしかなさそうだ。もはや自分の前に光はない・・・

売れっ子人気ミステリー作家の東野圭吾。
忙しいだろうに、「ガリレオ」シリーズ2冊を同時刊行するという活躍ぶり。
それでもきちんと手を抜かずに書いている所はさすがだ。

本書は犯人の綾音が、夫を殺害したその方法を、天才物理学者湯川が解き明かすという筋立て。
もう読みはじめたらやめられない面白さ。


子供ができないため離婚しようとする夫を殺害するのは、ちょっと飛躍し過ぎじゃないか、とか思いつつ読みはじめる。
登場人物は少ないし、犯人は最初に提示されてるし、これをどうやって読者に納得させるかが本書の読みどころ。
本当の動機は? 殺害の方法は??

さすがに展開はみごとで、花とかタペストリーとかの小物をちりばめながら、いやがおうにも結末を知りたくなる。
はたして広げた大風呂敷をきちんとたためるのか!?

ま、それは読んでのお楽しみ。
おれは十分楽しめた。


スプリング8
スプリング8


「聖女の救済」には、理論家でやや偏屈な天才物理学者「湯川」が登場する。
彼の理論的な考えが事件を解決に導くのだが、どうもこの湯川が「福山雅治」とだぶってしょうがない。

シリーズ前作「容疑者Xの献身」を読んだ時には、さほど偏屈でもなかったような記憶がするんだが(登場する場面はすくなかったけど)、なんかテレビで福山雅治扮する湯川と同じに見える。
あえてそう書いているのかな。
著者のおふざけで「福山雅治」という言葉も小説に出てくるし。

これも読者サービス?


聖女の救済/東野圭吾の表紙
 

◆他サイトの感想◆
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快投乱打な雑記帳

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