だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

四度目の氷河期/荻原浩

◆読んだ本◆
・書 名:四度目の氷河期
・著 者:荻原浩
・出版社:新潮社
・定 価:1,800円
・発行日:2006/9/30

◆評価◆
・ちょっと変わった少年ワタルの青春度:★★★★★
・青春ってあまずっぺー度:★★★★★
・オヤジも喜ぶ青春小説度:★★★★

◆感想◆
物心がついた頃から母子二人暮らしのワタル。幼稚園の園長から、その奇行を心配されクリニックへつれていかれるが…

みんなよりちょっと髪の色が薄くて、ちょっと成長が早くて、じっとしていられない性格のワタルは、幼い頃から周囲の友達と打ち解けられないことに悩んでいた。
みんなと違う自分は、いったい何者なのか?
そんな自らの問いかけに小学五年のワタルが出した答えは、「ぼくはクロマニヨン人の子供だ」

野生児っぽくエキセントリックな主人公ワタル。
彼の性格が最高に素晴らしいな。
みんなと違うところが恥ずかしかったり、逆に誇らしくもあったり。青年の抱える悩みが、ユーモラスにそしてセンチメンタルに語られる。

そしてなによりこの物語の良いところは、ワタルと同級生サチの交流。
彼等の出合いから、高校3年までの奇跡が爽やかに描写される。
友達から恋人へ、そして…

在り来たりの展開、と言ってしまえばその通りだけど、だからこそ水戸黄門みたいに安心して読めるっていうものあるし。

サチみたいな彼女がいたら、中学,高校生活もバラ色だなぁ、なんて想像しながら読んでいたら、自分がサチの曰く付きの父親と同じといってもおかしくない年令なのに気付き、ガクゼン。

そんな年代のおじさんも、夢中になって読める青春小説だっ。

四度目の氷河期/荻原浩の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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