だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

カラット探偵事務所の事件簿1/乾くるみ

◆読んだ本◆
・書 名:カラット探偵事務所の事件簿1
・著 者:乾くるみ
・出版社:PHP研究所
・定 価:1,400円
・発行日:2008/9/30

◆評価◆
・謎解きミステリー小説度:★★
・コミカルミステリー小説度:★★★
・ハートウォーミングミステリー小説度:★★★

◆感想◆
「あなたの頭を悩ます謎を、カラッと解決いたします」という宣伝文句の探偵事務所。浮気調査や信用調査は苦手とする、謎解き専門の探偵事務所だ。所長の古谷と助手の井上が、今日も事務所で暇を持て余していると・・・

コミカルでハートウォーミングなミステリー短編連作集。
サム・スペードやフィリップ・マーロウが登場するミステリー好きの助手井上と、関係者全員を集めて「さて、犯人はこの中にいます」みたいなミステリーが好きな所長古谷。
デコボココンビ風の2人がはじめた探偵事務所に、ぽつりぽつりと相談が舞い込む。

 ・未開封の卵のパックから、中身の卵だげがなくなって
 ・家宝の在処をしめす三首の和歌に込められた暗号
 ・団地にばらまかれた怪文書

こんなナゾをカラッと解決した顛末記だ。

6つの短編とも、事件の謎解を解き明かしながら事件の裏にある登場人物の心を優しく解決させるという、ほんわかムードのミステリー。
なかなかうまいぞ!
ストーリーもシンプルで癖がなく、とっても読みやすい。
うららかな休日の午後にはもってこいだ。

乾くるみというと「イニシエーション・ラブ」が印象深いが、そういうどんでん返し的な読み方はしない方がいいだろう。
主人公と一緒になって、ああでもないこうでもないと、ぼんやり謎を解くのが正しい読み方だな。
あまり過大な期待をしない方がいい。

egg.gif


なぞなぞをひとつ。

  まごはまごでも、生まれてないまごってなーんだ?


  答え:ごまた(←逆から読んでね)


カラット探偵事務所の事件簿1/乾くるみの表紙
 

◆他サイトの感想◆
最後の本たちの国で
ミステリあれやこれや

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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