だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

不連続の世界/恩田陸

◆読んだ本◆
・書 名:不連続の世界
・著 者:恩田陸
・出版社:幻冬舍
・定 価:1,600円
・発行日:2008/7/30

◆評価◆
・奇妙で不思議な出来事度:★★★
・恩田風トラベルミステリー度:★★
・結末がちょっと怖くて度:★★★

◆感想◆
聴いていると死にたくなる歌。
映画の撮影現場を目撃すると必ず死人が出る。
目の前の砂丘が無くなってしまう謎。
そんな奇妙で不思議な出来事を、音楽プロデューサで、どこかとらえどころのない性格の多聞が解決?するという、恩田陸の作風豊かなちょっと怖いミステリー集。

多聞のポワーンとして飄々とした雰囲気が、風変わりなミステリーにマッチしている。
何でそんな事が起きるのか、頭でつらつら考えたり、仲間と話し込んだり、ふらふらと現場に足を運んだりする多聞。
奇妙で不思議な出来事にはそれなりの結末があるんだが、中にはちょっとゾゾッとする結末も。

ラストの短編「夜明けのガスパール」は、奇妙な出来事を見てきた多聞が、見られる側に。
ちょっと「狂気」っぽい雰囲気もあって、本書の中では一番良かったか。


著者のホラー小説の怖さは、その雰囲気と挿話にある。
本書の中でも「赤い犬の映画」「窓をコツコツと叩く音」といった話題が出てくるが、本編の怖さを増幅してる。
こういった情景描写がとてつもなく怖くて、夜中に読んでると震える事も。

以前読んだ「球形の季節」では、怖くてビックリして飛び上がった事が!
小説読んで飛び上がるほどビックリ怖くなったのははじめて。
映画「キャリー」のラストぐらいビックリ怖かった。


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不連続の世界/恩田陸の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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