だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

マルグリートの輪舞曲/茅田砂胡

◆読んだ本◆
・書 名:マルグリートの輪舞曲
・著 者:茅田砂胡
・出版社:中央公論新社
・定 価:900円
・発行日:2008/7/25

◆評価◆
・少女小説度:★★★
・勧善懲悪度:★★★★
・水戸黄門度:★★★★

◆感想◆
クラッシュ・ブレイズシリーズの11巻。
短編3編から構成される連作集だ。

茅田砂胡というとデルフィニア戦記の面白さを思い出し、自動的に新刊を購入してしまう。

本作に登場するのは、今まで通りのオールキャスト。
家族を思う気持ち、愛、友情といった、書くのは大丈夫だけど言葉にするのは恥ずかしいテーマで書かれ、さらにリィのムンムンお色気女性への変身やケリーをはじめとするメンバーのアクションシーンと、盛りだくさんだ。

女性たちのきらびやかな衣装や華やかな世界の描写は、「お姫様」というキーワードでくくれるような少女趣味ぶり(少女小説だから当たり前なんだよね)。
展開も予想通りでありながら、スカッと爽快なカタルシスを感じるは、著者の手腕だろう。

これって水戸黄門を見て感じる面白さと同じか?

愛や人情あり、アクションあり。
ぐちゃぐちゃな様相を呈しても、最後は実力と権威の象徴である「印籠」の前に悪者はひれ伏すという勧善懲悪ぶり。

少女小説は水戸黄門なんだな。


seip.jpg


本編とは全然関係ないんだけど、文中に「傾城」という言葉が出てくる。
なじみのない言葉だが、含蓄あるなぁ。
少女小説にはやや早熟気味?


マルグリートの輪舞曲/茅田砂胡の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://danatuusinmystery.blog17.fc2.com/tb.php/157-531dccf0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad