だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

夜のジンファンデル/篠田節子

◆読んだ本◆
・書 名:夜のジンファンデル
・著 者:篠田節子
・出版社:集英社
・定 価:1,500円
・発行日:2006/8/30

◆評価◆
・ホラー短編集度:★★
・人間の情念(愛情と憎悪)度:★★
・やっぱり人間関係の基本は男と女なのね度:★★★

◆感想◆
人の愛情や憎悪や恨みなどの情念をテーマにした、ホラータッチの短編小説集。

普通に暮らす主人公が、ちょっとしたきっかけで非日常の世界に足を踏み入れる。
なにやら恐ろし気でもあり蠱惑的でもあり、覗いてみたいような、みたくないような、そんな世界を読者に味あわせる短編集。

印象に残ったのは「コミュニティ」。
1960年代のフリーセックス文化を連想させる内容。
究極のコミュニティって、こうなるのかね。
でも何か核となるモノがないと、いずれコミューンは解体する。なんらかの思想や秩序が必要となる。
するとまた、それを破壊しようとする文化が台頭する。

人の暮らしは構築と破壊の繰り返し。

そんな話はおいといて、この「コミュニティ」の世界にものすごく興味はあるものの、参画しようとは思わないなぁ。
むしろ「恨み祓い師」に登場する怨念の塊みたいな婆さん(妖怪か?)のように、粘着質な生活をしてみたい。

夜のジンファンデル/篠田節子の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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