だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

アンボス・ムンドス/桐野夏生

◆読んだ本◆
・書 名:アンボス・ムンドス
・著 者:桐野夏生
・出版社:文芸春秋
・定 価:1,300円
・発行日:2005/10/15

◆評価◆
・女の執念&妄想&嫉妬&奔放度:★★
・一癖ありそうでそれでいて普通な女性度:★★
・うすら怖い度:★★★

◆感想◆
なにがしかのコンプレックスや問題や憤懣を抱えている女性たちが主人公の、ブラックテイストの短編集。

日常からちょっとずれた位置にいる女性を描かせると、著者の筆致は冴えまくり。
本書に登場する主人公達も、容貌にコンプレックスを持っていたり、妻と別れてくれない男に鬱憤をためていたり、性的な自分を持て余していたりと、マイナス方向のパワーを蓄積した女性たちばかり。
ちょっとしたきっかけで、彼女達の行動が日常からズレ出す。
著者の得意とする展開だな。

それにしても、女性は腹の中で何を考えているかわかんない面があって、怖い。
普通の娘だと思っていたら、突然突拍子もないことをしでかしたりしてね。

「毒童」の落ちも、なんだか訳分からない。
それが妙に怖かったりするんだなぁ。

アンボス・ムンドス/桐野夏生の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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