だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

宇宙で一番優しい惑星/戸梶圭太

◆読んだ本◆
・書 名:宇宙で一番優しい惑星
・著 者:戸梶圭太
・出版社:中央公論新社
・定 価:1,800円
・発行日:2006/3/25

◆評価◆
・ある惑星で起きた戦争度:★★
・エログロナンセンス度:★★
・現実へのアンチテーゼ度:★★★

◆感想◆
惑星オルヘゴに存在する三つの国家。互いに牽制・影響・搾取しあいながらも、一種の均衡を保っていたが…

「銀河系に地球が誕生し、地球人が殺し合いを始めるよりはるか昔の物語」というSF的設定だが、内容はトカジ流エログロスプラッタースーパーリアル戦争小説。
隣国に派遣されていたボランティアスタッフとの連絡が途絶えたことに端を発し、民族紛争、売春、権力闘争、人質問題などなど、現実のどっかの国で今まさにおこっていることを題材にした小説。
こう書くと一見普通の小説だが、そこはそれ、著者はそんな普通の小説は書かない。

しだいに狂気っぽくエスカレートする展開、反道徳的でPTAから講議されまくり的描写、低俗すぎて笑うしかないシーン。
いかにも安い作りの小説だけど、得体の知れないパワーはある。

ぜひ良い子にのみんなに読んでほしい。

宇宙で一番優しい惑星/戸梶圭太の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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