だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

もっとも虚しい仕事/戸梶圭太

◆読んだ本◆
・書 名:もっとも虚しい仕事
・著 者:戸梶圭太
・出版社:カッパ・ノベルス
・定 価:800円
・発行日:2006/6/25
     
◆評価◆
・B級ギャング小説度:★★
・変態キャラクター度:★★
・破れかぶれのどん詰まり度:★★★

◆感想◆
金に困った売れない役者の黒木は、大先輩の萩本から現金を強奪しようと画策するが…

クールトラッシュ」「ビーストシェイク」に続く、クールな一匹狼の鉤崎が主人公のギャング小説。
現金強奪という出だしの展開はあっさり流れて、話は思いもよらない方向にズンズンズレて行く。

役者同士の嫉妬、不倫、ヤクザの見栄といった安い人間の感情をさらりと書きながら、テンパッてる拳銃ぶっぱし男や変態爆弾男など、癖のある登場人物がユニークなのは、前作と同様だ。
ど派手&変態チックな最期はとっても強引で、シニカルに笑える。

他のトカジの小説では、どいつもこいつも安い変態野郎なのに、このシリーズの主役「鉤崎」だけは冷静沈着で感情を表に出さないクールなギャングに設定されている。
著者自身をクールな鉤崎に反映させているのか?
(やらなくてもいい仕事でも、やらなければ破滅する から?)

もっとも虚しい仕事/戸梶圭太の表紙
 

テーマ:感想,おすすめミステリー小説,本 - ジャンル:本・雑誌,本,感想,ミステリー

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