だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

庭師/高瀬美恵

◆読んだ本◆
・書名:庭師
・著者:高瀬美恵
・定価:562円
・出版社:詳伝社文庫
・発行日:2002/9/10

◆おすすめ度◆
・ホラー&スプラッター小説度:★★★★
・狂っていくマンションの住人度:★★★★
・ちょっと恐いかも度:★★★

◆感想◆
分譲マンションを購入したフリーライターの寺内さやか。引越し早々に、幼い女子が犬をいじめているのを目撃したり、エントランスで異臭騒ぎがあったりと、不穏な雰囲気がマンションに漂っていた・・・

いつもは発行されてから間もない新刊本をご紹介しているけれど、今回はちょっと古い文庫本のご紹介。
「食指の動く本がないなあ」と思いながら本屋をウロウロしていると、「マンションにお住まいの方には、オススメできません・・・」のキャッチコピーが。
「ホラー小説か。電車の中で読む本も無くなったしマンションに住んでるし、読んでみっかなー」と安易に購入して(キャッチコピーを考えた人の思う壷だ)読みはじめると、これがなかなか出来たホラー小説。

とあるマンションに引越してきた独身の寺内さやか。
異臭騒ぎやペット失踪事件などが連続して発生し、マンションの住人と接するうち、住人たちの異常な性格や行動が判明してくる。
おまけに住人たちの行動をつぶさに記したホームページまで現れて・・・

出だしは女性の著者らしい冗長な展開に感じたが、よく言えば緻密な文章。
ひたひたと迫る狂気が、いい感じで描かれてる。
マンションの住人たちの変ぶりも、どこかにいそうな性格。
このまま精神的な面での恐さが増幅されていけば恐いホラー小説になる、と思いながらグングン読んでいくと、最後の方はスプラッター主体の展開。
ちょっと残念。

でも電車に乗ってる時間を忘れる面白さだ。
ホラーファンはお見逃し無く!
(見逃してるのは自分だけ?)


パキラ パキラ


「庭師」に登場する主人公は、ベランダにパキラという観葉植物を育ててる。
これは手間いらずで、ほっといてもグングン育つ木で、自分もマンションのベランダに飼って?いた。
ところがいつの間にか枯れてしまったんだなコレが。

いくら手間いらずとはいえ、たまには水をやらないと。
人から「悪魔の住む家」とか言われてしまう。


庭師(ブラック・ガーデナー) (祥伝社文庫)
庭師(ブラック・ガーデナー) (祥伝社文庫)高瀬 美恵

おすすめ平均
stars残念。
starsあー…(若干ネタバレ含みます)
stars面白い!!
stars可もなく不可もなく…
stars非常に残念

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