だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

いつか、ふたりは二匹/西澤保彦

◆読んだ本◆
・書名:いつか、ふたりは二匹
・著者:西澤保彦
・出版社:講談社
・定価:2,000円
・発行日:2004/4/27

◆評価◆
・正しい少年少女向けミステリー小説度:★★★★
・ハラハラドキドキ度:★★★
・人をやさしく見つめる眼/人を見下す眼度:★★★

◆ひとこと◆
小学6年生の智己は、クラスメイトが殺人未遂事件に巻き込まれたことを知る。
実は昨年も誘拐未遂事件が発生しており、どうやら同一人物の犯行のよう…

・智己は、眠ることでメス猫のジェニィに乗り移れるという、不思議な能力を持っている。
・母は、父親が単身赴任している先に出かけており、智己は義姉の大学生久美子と、暫くのあいだ2人暮しをしている。
・昨年の誘拐未遂事件にあった少女は、久美子が家庭教師をしていた少女。殺人未遂事件に巻き込まれた少女も、久美子が家庭教師をしていた。
ファンタジックで子供ならわくわくするような設定。
次々と起きる事件。テンポの良い展開。
大人の自分がハラハラドキドキするんだから、少年少女達なら夢中になって読むんじゃないか。
ラストでは、行間に漂っていた智己と久美子のギクシャクした関係を背景にした、適切な落ちも用意されているし。

こうゆう本を子供の頃から読みはじめれば、きちんとして礼儀正しく優しい心根のミステリー小説マニアに育つだろう。
素晴しいことだ!


いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)
いつか、ふたりは二匹 (ミステリーランド)西澤 保彦

おすすめ平均
stars現実的背景のファンタジー
starsまたやってくれました!
stars西澤氏最高です

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