だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

毒殺魔の教室/塔山郁

◆読んだ本◆
・書名:毒殺魔の教室
・著者:塔山郁
・定価:1,400円
・出版社:宝島社
・発行日:2009/2/20

◆おすすめ度◆
・ミステリー小説度:★★
・犯人は誰?動機は何?度:★★
・行間まで全部書く丁寧さ度:

◆感想◆
小学校6年の男児が同級生を毒殺し、3日後に犯人も自殺するという事件が起きた。30年が過ぎ、犯行の詳細や動機を調べようと当時の同級生たちに話しを聴くと・・・

人によってちょっとずつ違って見える真実。
人の数だけあるように見える事実。
当時の同級生たちのインタビュー等で構成される、「薮の中」式ミステリー小説。

出だしは緊張感もあり、いい感じで読みすすめるが、だんだん文章のくどさに読書意欲が減退。
文章自体は流れるようにスムーズで引っかかるような事はないし、物語も破綻することなくきちんと展開。
しかし台詞や心理描写を書き過ぎだよね。
この著者、女性だろうなあ。
丁寧すぎるのかな。
なんか、近所の奥さんの井戸端会議みたいな・・・

とか考えて読んでるうち、後半に突入。
すると断然ミステリーっぽくなって、面白い展開に!

でも最後まで冗長さが気になってしまった。
半分くらいの分量になれば、展開も速くて奥行きのあるミステリー小説になったかも。


ヒ素
ヒ素/ウィキペディア


無限回廊」という実際にあった事件をとりあげて、その真相に迫ろうというサイトがある。
これを読むと、小説より奇なりな事件が沢山。

毒殺魔の教室」ではヒ素が登場するけど、実際の事件でもヒ素はいっぱい使われている。
無味無臭無色というのが恐いよね。


毒殺魔の教室/塔山郁の表紙とAmazonでのレビュー
毒殺魔の教室
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◆他サイト感想◆
棒日記V -I will carry on-
読書備忘録

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