だな通信 ミステリー文庫

国内の新刊ミステリー小説を中心とした独断的読書感想。 「面白い本なら何でもOK」というのが信条。 趣味の合う方には参考になるかも。合わない方は評価を反対に見てね。

ハンターズ・ラン/ジョージ・R・R・マーティン

◆読んだ本◆
・書名:ハンターズ・ラン
・著者:ジョージ・R・R・マーティン
・定価:1,000円
・出版社:ハヤカワ文庫
・発行日:2010/6/25

◆おすすめ度◆
・SF冒険小説度:★★★★
・サバイバル/追跡劇度:★★★★★
・異種族との遭遇で変化する心度:★★★★★

◆感想◆
辺境の植民星サンパウロ。喧嘩っ早い探鉱師のラモンは、酔った勢いでエウロパの大使を殺してしまう。街から逃げ出したラモンは未開拓の北部山岳地域に向かうが・・・

ジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌」シリーズが面白いという噂を聞きつけ読んだものの、シリーズ半ばにして放り投げてしまったことが。
だから「ハンターズ・ラン」が面白いと聞いてもあんまり読む気が起きなかった。けど、あっちこっちで面白いと聞くにおよび、とうとう手にして読むと、これが面白い!
読みはじめたら止められない。

舞台は辺境の植民地惑星。そこで炭鉱師という荒くれた仕事をしている、気性の荒いアウトロー(やや人生の落伍者ぎみ)が主人公。
殺人事件を起こし、逃げた先の山岳地域でとんでもないことにっ!

得体の知れない動植物や山岳地域の自然描写がリアルだし、そこでのサバイバル劇や追いつ追われつの追跡劇がハラハラドキドキもの。
また異種族との遭遇によって、ならず者の主人公が微妙に変化していく様子もじんわり描写。

サバイバルな冒険活劇とマンハントなスリリングな展開、さらに人間と異種族の不思議な交流を描いた、面白SF小説だ。
「ジョージ・R・R・マーティンは苦手」という方も、是非お試しあれ~!

ハンターズ・ラン (ハヤカワ文庫SF)

ジョージ・R・R・マーティン 早川書房 2010-06-30
売り上げランキング : 115422

おすすめ平均 starAve
star1構想から物語に熟成するまで、30年…。
star2ジョージ・R・R・マーティンではない
star3古いものを新しく
star4「当たり」と言える面白さ

by ヨメレバ

山岳地域でのサバイバルなだけに、巨大で平たい皮革質のからだでパンケーキに似た形状の空飛ぶ動物「フラップジャック」とか、獰猛で鋭い鉤爪を持つ肉食獣「チュッパカブラ」とか色んな架空の動植物が登場して、その姿を想像するのも面白さの一つ。

もっとも想像が困難だったのが、人類よりも高位に君臨するエニェという異種族。
彼らは牡蠣の身に似た目を持ち、全身には淡い黄緑色の繊毛が生え、長い舌で相手をペロペロと舐めるのが別れの挨拶なんである。
気持ち悪っ!

◆他サイトの感想◆
本よみうり堂
あとりの本棚手当たり次第の本棚
読書記録, et.al


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