◆読んだ本◆
・書名:
ドロップ
・著者:
鈴木光司
・定価:200円
・製造元:林製紙株式会社
・発売日:2009/6/6
・品質:114mm×2枚重ね30m
◆おすすめ度◆
・前代未聞のトイレットペーパー本度:
★★★★★
・シチュエーションによっては超恐い度:
★★★★
・お尻も拭ける度:
★★★
◆感想◆
何が驚きかってトイレットペーパーなんである。
それにホラー小説が印刷されているんである。
けったいなものを考えたのう。
文字数は2,000字という超短編小説で、トイレで用を足す間に読めてしまう長さ。
これが延々繰り返し印刷されているんである。
中身が変なら包装紙も凝った造りで、「ドロップ発表会」の写真はちょっとおののく恐さ。

鈴木光司「ドロップ」発表会/yuichiro design
いそいそと読みはじめると、さすがリングの著者だけあって、短いながらもインパクトのあるホラー。
夜中の淋しい公衆便所で便器に腰掛けながら読んだら、小便ちびるの間違いなし。トイレだからちびっても大丈夫だし。
おまけに用を足した後、お尻も拭ける素晴らしさ。
なんか印刷した紙でお尻を拭くのは、踏み絵みたいな精神的抵抗があるけど。

ドロップ/鈴木光司
トイレットペーパー本なんて前代未聞と思ったが、これがそこそこ売ってるから驚く。
用を足してるとき壁ばっかり睨みつけるのはなにだから、トイレットペーパーの文字とか絵を眺めてもらおうという戦略か。
◆他サイトの感想とか◆
トイレットペーパーに記された怖〜い話 鈴木光司氏の短編『ドロップ』/asahi.com
関心空間
ビズカレッジ ただ今修行中!
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◆読んだ本◆
・書名:
レディ・ガンナーと虹色の羽
・著者:
茅田砂胡
・定価:629円
・出版社:角川スニーカー文庫
・発行日:2009/6/1
◆おすすめ度◆
・異世界ファンタジー度:
★★★
・おてんばお嬢さんと異種人類の大活躍度:
★★★
・正当化される差別度:
★★★
◆感想◆
レディ・ガンナーシリーズ第5弾は、異種人類ベラフォード(鳥と人間のハーフで、人間の形にも羽が生えた形にもなれる)が、幼い頃に亡くなった母親の故郷へ帰るの巻。
ベラフォードの母親の種族は「南天極楽鳥」という金ぴかハデハデ大好き種族で、そこから来た使者にベラフォードは半分拉致されてしまう。
それを知った異種人類の仲間とレディ・ガンナーが助けにいくという展開だ。
恋あり冒険ありちょっとエッチなこともありの少女小説だけど、おじさんだって普通に読めちゃう。
これは物語が優れいて読む人を問わないのか、自分が少女小説を好んでいるのかは不明だが、前者だと思いたいところ。
人種差別といった重いテーマも主題になっていて、これはもうあっけらかんと簡単明瞭に「差別は悪い」と大書きしてあるような提示のしかた。
ちょっと芸がなさすぎる感じだが、少女小説だからこれでいいのだ。

極楽鳥/デジカメを持って旅をする
物語の主人公である異種人類ベラフォードは、その羽が美しい虹色に輝いていることが事件の発端となってしまう。
誰もが見とれる美しさ。
動物のオスは無駄に派手なことが多い。
普通にはメスに気に入られるためといわれているけど、どうなんだろう?
化粧をする女性は男に気に入られたいからする?
うーん、異性がどこを見ているかで戦略も変わってくるし。
外観とかの派手さを、男女で比べると、
顔(化粧) 女が派手
髪の毛 女が派手
服装 女が派手
体型 男が派手 マッチョマンとか
行動 男が派手 身体的力や運動能力の表現
男は女性の顔や服装に注目するから、女性はそこを着飾る。
女は男性の身体に注目するから、男性は身体を鍛えたりスポーツのできる男になりたがる。
と、そうゆうことか?
◆他サイトの感想◆
くじら図書館 いつかの読書日記
天下無敵の独り言
ボケ防止ブログ★By★50代ベテランまま
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◆読んだ本◆
・書名:
六月の夜と昼のあわいに
・著者:
恩田陸
・定価:1,500円
・出版社:朝日新聞出版
・発行日:2009/6/30
◆おすすめ度◆
・めくるめくイメージの世界度:
★★
・散文みたいな小説みたいな度:
★★
・あわい度:
★
◆感想◆
様々なイメージが先行する摩訶不思議な短編集。
小説風な幾編かの小説は面白かったが、他のイメージ先行の散文みたいな短編は、どうもよく分からない。
各編の扉にある絵や詩にインスパイアされた文章、という構成なのだろうか。
なんか恩田陸がとっても遠いところに行ってしまったか、行ってしまおうとしているようだ。
ナイーブな心と詩的センスを持ち合わせている方向けか。
ガサツで直接的な自分には持て余しぎみだ。

昼と夜のあわい/エフの日
題名の「あわい」自体はじめて聞く日本語。
辞書によると「物と物とのあいだ。事と事との時間的なあいだ。人と人とのあいだがら。相互の関係。」
なかなか意味深で趣きのある言葉だ。
でも何が本意なのか、いまいちわからん。
逢魔時の反対?
「おまえの感想ではさっぱり分からん」という方は、朝日新聞出版のHPでさわりを読んで、雰囲気だけでも・・・
六月の夜と昼のあわいに/朝日新聞出版
(立ち読みをクリックすると読めます)
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◆読んだ本◆
・書名:
セイギのチカラ
・著者:
上村佑
・定価:1,300円
・出版社:宝島社
・発行日:2009/6/29
◆おすすめ度◆
・しょぼい超能力者たちの活躍度:
★★
・スリルとサスペンス度:
★★
・現実のアブナイ事件のパロディ度:
★
◆感想◆
巨大ネットカフェで残忍な殺人事件が起きる。事件の重要参考人として浮かび上がった美女は、とてつもなく影が薄いという特徴が・・・
とても印象が薄く存在自体を認識できない美女の玲子。
どうゆう訳かグーグルマップのような俯瞰認識力を身につけたセールスマン。
頭髪が抜けるほどに強い念力(ブラジャーのホックを外すくらい)を持つアニメオタク。
30cmくらいのテレポテーション能力のあるギャンブラー。
などなど、ちょっとしょぼい超能力者7人が活躍?するコミカル?サスペンス?小説。
うーん。
状況や登場人物の設定はいいんだけど、ちょっと安易で都合の良い展開。
超能力者たちが事件を解決に導くとともに、日本規模の危機を救おうという内容だが、調子よすぎだ。
盛り上がってるのは著者だけみたいな。
本書はニフティ・ココログ小説で連載していたものの単行本化したものとのこと。
ブログではけっこう盛り上がっていたのかもしれないなあ。
テレビドラマにすれば、映像のインパクトで瑕疵をごまかせるかもしれない。
「セイギのチカラ」がブログで盛り上がっていたかどうかは分からないけど、「これは斬新な商品だよ、君!!」とか開発会議でいわれた商品が100円ショップでとっくに売られていたみたいな。
「こうやって食べるとインスタントラーメンも10倍美味しい」っていってるのはその人の家族だけだったり。
ブログの共同体意識が幻想を見させてくれるのかも。
それはそれで楽しいけど、仲間に入らないと分かち合えないよネ!
◆他サイトの感想など◆
ココログ小説 セイギのチカラ
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